コンペなどに出られたことのある方は
「今日はスルーザグリーン内6インチOK」
という言葉を聞いた事あるのではないでしょうか?
初めて聞いた方はどういった意味か検討もつかないと思います。
この記事ではゴルフ用語である
- 「スルーザグリーン」
- 「スルーザグリーン6インチプレース」
について説明させていただきます。
では参ります。
スルーザグリーンについて
スルーザグリーンとはホール内にあるバンカー、ウォーターハザードを除いたティーグランドからグリーンまでの大きなエリアの名称です。
※ティーグランド、グリーンはスルーザグリーンに含まれません。
スルーザグリーンと呼ばれるエリアそうでないものを下記にまとめました。
スルーザグリーン | フェアウェイ
コース内(OBではない)にある林 ラフ カート道 サブグリーン |
---|---|
スルーザグリーンではない | バンカー
ウォーターハザード(池) OB グリーン ティーグランド |
※サブグリーンとはグリーンが二つ存在するホールにおいて、使用していないグリーンのことです。
スルーザグリーンとスルーザグリーンではないエリアを実際に下記の1ホールの図をみて確認して見ましょう。

上記の写真の番号のエリアにスルーザグリーンエリアとそうでないエリアがあります。
こちらがその振り分けです。
3番と7番、スルーザーグリーン。
1番、ティーグランド。
(スルーザーグリーンではない)
2番、5番、6番、バンカー、池といったハザードエリア。
(スルーザーグリーンではない)
4番、OB(ホール外)。
(スルーザーグリーンではない)
8番、9番、10番、グリーン
(スルーザーグリーンではない)
2019年のルール改正に伴い、スルーザグリーンという言葉がジェネラルエリアという名前に変更されました。
※名前が変わるだけでスルーザグリーンと意味は同じです。
続いては、スルーザグリーン6インチプレースについて説明していきます。
スルーザグリーン6インチプレースについて

上記の写真において、スルーザグリーン6インチプレースのルールを使えればディボットからの難しいショットをまぬがれます。
スルーザグリーン6インチプレースとはスルーザグリーンエリアにおいてならボールを6インチ(約15cm)以内まで移動させて置くこと(プレース)が出来るというルールです。
※大半のローカルールでは最初に拾い上げた時にボールが汚れていれば拭き取ることも許されています。
スルーザグリーン6インチプレースはコンペなどで使われるローカルルールであり、主に下記のように呼ばれています。
※実際の競技ゴルフでは存在しないルールです。
✔︎6インチプレースOK
✔︎6インチプレース
✔︎オール6インチ
✔︎6インチ
スルーザグリーン6インチプレースを使う際きおつけておきたいポイントが2つあります。
2つの注意ポイント
2つの注意ポイントを下記にまとめました。
✔︎6インチ(15センチ)以上動かす。
✔︎カップに近づくようにおく。
では順に見ていきます。
6インチ(15センチ)以上動かす

上記の写真のようにアロハーポーズをした時の親指から小指までの長さが大体6インチ(15cm)です。
15cmってどのくらいだっけ?と悩んだ方はこのポーズを思い出してください。
実際、小さな誤差なら構いませんが明らかに動かしすぎている場合には、ルール上、誤所からプレーになり、2打罰のペナルティーが課せられますので注意してください。
※ペナルティーどうこうの以前にわまりからみてかなりみっともなく写ってしまいます。
カップに近づくようにおく。
細かいことですが、スルーザグリーン6インチプレースルールにおいて、前あった場所よりカップに近づいてはいけません。
同伴者などから指摘されることはまずないと思いますが、こちらも先ほどと同様、誤所からプレーになり、2打罰のペナルティーが課せられます。
まとめ
最後に復習の意味も込めて下記にまとめました。
スルーザグリーン(2019年からジェネラルエリアと呼ばれる)とは主にコース内のフェアウェイとラフ。
スルーザグリーン6インチプレースとは球を少しだけ動かせるといったローカルルール。
スルーザグリーン6インチプレースを使い球を動かす場合は大体6インチ(15cm)にしておく事、元あったボールより、カップに近づくように置かない
